GO 2 THE NEW WORLD／２　（４枚目／D） - 大学生二人が好きな音楽かくやつ

こんばんは。ドレッドのDの方です。今日も好きなアルバムについて書いていきます。

GO 2 THE NEW WORLD／２　(2018)

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知っている人がどの程度いるかは分からないが、『２』というのがバンドの名前だ。ボーカルの古舘は前身の『The SALOVERS』というバンドを経てこのバンドをやっている。他のメンバーも各々、前に組んでいたバンドを解散・休止して活動にあたっている。

このバンドを僕の言葉で一言で表すと「大人青春ロック」だ。幼少期や青年期前半を「１」とするなら、青年期後半、大人になってからの時間を「２」と表すような。何を言っているのか伝わりづらいと思うが、「１」の時代を経て「２」へと成長して曲を作っている。そんな気がするバンドだ。因みに、バンド名『２』の由来を調べてみた所、全然そんなことを考えてつけた訳ではなさそうだったが...

そんな『２』の出しているアルバムの中で僕が好きな一枚がこの『GO 2 THE NEW WORLD』だ。まさしく題の通り、そして僕の考えた通り、子どもから大人になるような、古い世界から新しい世界にいってしまった事を歌にしたようなアルバムだ。

全曲通して今の自分が過去を懐かしむような、振り返るような、後悔するような、そんな感情に駆られる。それも思い返すのはまさしく青春時代。だからこその「大人青春ロック」。青春パンクのような恋愛ソングらしい歌もあるのだが、歌詞の字面通りの捉え方だけでなく、自分なりの、今から振り返る青春時代を思わされる曲が多い印象だ。

又、それだけにとどまらず「大人」になってからの自分を、「今」の自分の考え方や感情で振り返らせてくれるアルバムでもある。

このアルバムをきいていて想像されるワンシーンは、僕の場合、「街中を歩いていてふとした瞬間に店のガラスの移った自分の姿を目にした時」だ。意味がわからないかも知れないが、この感情に共感出来るか出来ないかは自分の耳できいて欲しい。

M.3 BOY AND GIRL／２

まずイントロのベースが気持ちいい。こういうのみんな好きでしょ。というか一曲通してベースが良い。

一番の歌詞で男の子の気持ちを歌い、二番の歌詞で女の子の気持ちを歌っている。それぞれ短いフレーズしか描かれていないが、男女の気持ちの差が上手くかかれているように思う。男の子は男にしか、女の子は女にしかなれない。そんな歌。

M.4 LUCKY BOY／２

このアルバムは「２」をうたう曲が多いと前述したが、この歌は「1.5」を歌ったような曲。年齢は大人になったけど中身はまだ未熟、そんな歌だ。それでも曲の最後には「２」になろうとしてる、みたいなね。終盤で転調するのもなんだかメッセージ性が感じられて良い。

M.5 NEVERLAND／２

「あ、自分の歌だ」と少し思った。僕はずっとずっと大人になってしまうのが嫌だった。嫌だったというか今も全然嫌である。自分の人生はいつだって最高なはずなのに、なんとなく昔のほうが良かったような気がしてしまう。年齢はどんどん大人になってしまわざるを得ないけど、昔にどうしてもしがみついてしまう。周りに置いていかれている。そんな気持ちを強く思わされる。

M.10 FALL FALL FALL／２

きっと僕が２の中で一番好きな曲だ。この記事もこの曲について書きたくて書いているといっても過言ではない。イントロから曲が終わるまで全てが良い。楽器隊の音もすごく良い。とてもきれいな曲だ。これまでの曲は「２」になってからを歌っていると言ったけど、どこかまだ青春時代の青臭さを感じるけど、この曲は「大人」の視点で歌われているような気がする。特筆して最初から最後まで歌詞がとてもきれいだ。

君の世界で僕は今も生きていますか？

僕の世界では一年に一回、秋に街中が

君の色になるんです

僕の好きなワンフレーズだ。あまり自分の話を沢山しても仕方ないとは思うが、僕は昔に仲良かった人と今、疎遠になってしまうのがとても嫌なのだ。高校を卒業する、大学に入る、大学を卒業する、そんな環境の変化に因って人間関係が浅くなったり深くなったりするのは半ば仕方のないのだが、それでも気に食わない。一度仲良くなった人は、僕の世界にずっと居続けているのに、自分だけ忘れらているなんて寂しすぎる。

この曲の歌詞は他にも好きな所が沢山あるが、今は書かないでおくことにする。みんなにもきいて欲しい。もっと言えばライブできいて欲しい。

他にも書きたい曲あるのだけど特に好きな曲だけで。

2 - FALL FALL FALL (Official Music Video)